殺精子剤で避妊できる?

薬を飲んでいる女性

殺精子剤とは、性行為のときに女性の膣の中に入れて、射精された精液の中の精子を殺して妊娠を防ぐ薬剤のことをいいます。
錠剤やゼリー、フィルム状の製剤があります。
基本的にコンドームと併用して避妊の確率を高めることに用いれることが多いとされています。

一般的に使われているのがゼリーで、主な成分はメンフェゴールと呼ばれる天然植物油が原材料の安全性の高い界面活性剤の一種です。
この成分は精子にだけ作用するため人体に影響は無く、性行為の直前に使用するためピルのように事前に使用し続けなければならないと言うことはないのです。

しかし、現在では市販されておらず、産婦人科で女性の膣内奥に装着するゴム状の避妊具であるペリッサーと一緒に処方されることがありますが、一般的ではないとされています。

膣内の奥深くの子宮口付近に入れないと効果が少なく、挿入から射精までの時間が長いと効果が低くなるなどデメリットが多い避妊方法とも言えます。
また、性行為のときに用いるため雰囲気を壊してしまったり、挿入にコツがいるなどからあまり用いられることはない避妊方法になります。

購入できなければやはりピルを飲んでいる方が良いのではないか、と思われがちですが現在ではコンドームに避妊ゼリーが塗布されているものが販売されています。
コンドームの内側に塗られており、それが性行為を行っている時の体温で溶け、放出された精液と混ざり合って効果を発揮します。
普通のコンドームも避妊効果はありますが、確実に妊娠を避けたいという人には避妊ゼリーの付いたコンドームがおすすめです。

コンドームはどうしても男性側が主体になる避妊方法です。
望まない妊娠のリスクを背負うのは女性のため、女性もしっかりと妊娠を避けるための知識を得ていくことが大切になります。